三菱製紙株式会社

1898年神戸市三宮においてウォルシュ氏兄弟が経営していた製紙会社を岩崎久弥が譲り受け設立。洋紙の抄造および販売を開始。1911年台湾に台湾三菱製紙所を建設し、亜流酸法による竹パルプの製造を開始。1935年バライタ原紙(写真用原紙)の抄造を開始。1950年には蛍光剤を使用した印画紙「月光V」(青黒調)を発売し、多大な反響を呼ぶ。1970年代に研究・開発に着手したインクジェット用紙も、トップランナーとして世界的な地位を確立。

生産拠点と研究開発拠点は日本とドイツ・中国・メキシコ。現在は、印刷・情報用紙、デジタルイメージング、新事業開発を3大フィールドとしている。
オフセット印刷等に対応する印刷用紙、印刷製版材料・システムのみならず、感圧、感熱、電子写真、銀塩写真、インクジェットと殆ど全ての記録方式に対応するメディアの製造販売を手がけ、併せて、高機能フィルターなどの機能性材料も戦列に加える事業展開を行っている。また当社の海外植林事業は、紙生産量あたりの植林面積がトップレベルにあり、さらに、FSC森林認証紙の生産・販売にいち早く取り組み、その拡大にも努めている。