黒谷和紙協同組合
鉄鋼非鉄金属石油・素材電子材料自動車部品ファインケミカル繊維ガラス・セラミックス紙・パルプ電力・発電塗料・印刷化粧品医療・医薬食品畜産農業バイオ全般和紙の良さを幅広い製品に活用和紙を裁断して、綿糸や絹糸と合わせて紙糸を織り込んで作成する紙布は、着心地や風通しの良さから、古くは女性の夏の衣料用として使用されていました。現在、黒谷和紙では、あらためてこの紙布に注目し、縦糸に絹糸、横糸に紙糸を織り込んだ紙布を開発し、新たな用途を検討しています。注目の新技術・新展開コア技術と事業概要手漉きならではの風合い黒谷和紙協同組合は、京都北部の伝統産業として継承されている和紙生産を、事業として継続しています。現在、多くの国内の和紙生産地が機械漉きに変わっていく中で、黒谷では手漉き製法にこだわり生産を続けています。また和紙の原料となる楮(こうぞ)作りから紙漉き・乾燥までの一連の工程がこの地域で行われています。強靭な楮紙を利用し作られるもみ紙は、手もみならではの「しぼ」(皺)の風合いがよく、これを和紙用途だけでなく、名刺入れやクッション、バッグなどの素材にも使用し、様々な紙工芸品や民芸品として販売しています。また、最近はパソコン周辺機器メーカーから、黒谷和紙を用いたパソコンスタンドが発売されるなど、積極的な用途開発が進められています。::::創立本社生産拠点Web1996年京都府綾部市京都府綾部市http://kurotaniwashi.jp/図1和紙の原料となる楮図2取扱商品の一例として和紙や紙工芸品>>>川下川中川上最終製品機能性材料誘導品基礎製品業界の位置づけ取引の多い業界分野約800年前に京都北部の黒谷に移り住んだ平家の落武者が、生業として和紙づくりを子孫に伝えていったものが現在に至る。1996年に黒谷和紙協同組合として法人化。黒谷和紙は京都府指定無形文化財、京もの指定工芸品に指定されており、また、2017年には「黒谷和紙」が地域団体商標に登録された。手漉きによる和紙生産のほか、紙漉き体験や見学の場として、黒谷和紙工芸の里などを運営している。企業情報京都グリーンケミカル・ネットワーク参画企業黒谷和紙協同組合お問い合わせ京都市産業観光局新産業振興室〒604-8571京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地電話075-222-3324FAX075-222-3331時代を超えて受け継がれる手漉き和紙