永和化成工業株式会社

京都グリーンケミカル・ネットワーク 参画企業永和化成工業株式会社ユーザー企業のニーズに応えながら発泡剤の可能性を探求取り扱う代表的な熱分解の有機系発泡剤としてアゾ化合物ADCA(左上)、ヒドラジン誘導体OBSH(右上)、ニトロソ化合物DPT(下)などがある左:自動車ではフロントガラス、バンパー、タイヤからドアまわり、内装材まで、幅広い材料に発泡剤が使われている右:マリンスポーツなどに使われるウェットスーツのラバー素材は、発泡剤により浮力を高め、かつ柔軟で弾力性のあるものになっているコア技術と事業概要発泡剤はプラスチックやゴムなどに添加され、加熱により微小なガスを材料内部に発生させ、対象材料を軽量化、弾性化させたり、熱伝導性、誘電率などを下げることができます。そのため、スポーツ用品、日用品、インテリア分野、自動車や家電製品まで発泡剤は利用され、産業を支えています。創業以来、発泡剤を独自に開発し、ADCA系の発泡剤「ビニホール」、DPT系の発泡剤「セルラー」、OBSH系の発泡剤「ネオセルボン」などの商品ラインナップを拡充し、発泡剤自体の製造販売を行うほか、発泡剤をゴムや樹脂に練りこんだ樹脂加工品の製造販売も行っています。注目の新技術・新展開産業の高度化にともない発泡剤に求められる役割も多様化しています。従来は有機系発泡剤の引き合いが多かったのに対し、自動車産業では、材料に有機物残渣が残ることを避けるために炭酸水素ナトリウム(重曹)などの無機系発泡剤を利用することが増えてきています。また発泡剤単体ではなく、対象材料に最適な粒径・量の発泡剤を練りこんだ形でのマスターバッチのニーズが増えてきています。そのため、ユーザー企業の研究開発に関与する形で、共同で最適な発泡剤・合成樹脂を開発製造する形が増えてきています。企業情報企業情報1955年に発泡剤の製造販売を主要事業として京都にて設立。その後も、発泡剤を主要事業として拡大。1974年に半田市、1990年に京都府宇治田原に生産拠点を整備し、2007年には中国に現地法人を設立。発泡剤関連事業の他社撤退が相次いだこともあり、結果として国内では発泡剤の製造販売で高いシェアを誇っている。創立1955年11月資本金4億2,000万円本社京都市中京区鳥丸通三条下る大同生命京都ビル9階生産拠点衣浦工場、宇治田原工場W e b http://www.eiwa-chem.co.jp/