第一工業製薬株式会社

京都グリーンケミカル・ネットワーク 参画企業第一工業製薬株式会社セルロースを主原料としたアニオン性の水溶性高分子「セロゲン」工業用薬剤の他、乳製品等の安定剤として利用されている。界面活性剤に始まる100年の技術・ノウハウで、世界に通用する工業用薬剤を製造販売コア技術と事業概要界面活性剤、アメニティ材料、ウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料を5つのコア事業に据えて、多彩で独自性の高い工業用薬剤を開発販売しています。代表的な製品として、「セロゲン」(化学名:CMC)があります。セロゲンは、セルロースを主原料としたアニオン性水溶性高分子で、食品用安定剤から捺染用糊材、採掘用薬剤と生活に身近なところから産業応用まで幅広く使用され、1950年より生産を開始しており、生産規模も世界有数のものとなっています。そのほか、食品用乳化剤として、国際的にも評価されて欧米をはじめ世界中で使用されているショ糖脂肪酸エステル「DKエステル」などがあります。注目の新技術・新展開古くからセルロースに関する技術開発を行ってきましたが、2013年より、新規増粘剤「レオクリスタ」の製造販売を開始しました。レオクリスタは、セルロースのシングルナノファイバーが緩やかな網目構造をとっており、高粘度のゲル状にも関わらず、スプレー噴霧できる流動性も有しています。化粧品や塗料・インキ分野において高付加価値な商品開発に貢献する新規増粘剤です。また、砂糖と植物油から作られるショ糖脂肪酸エステルの応用で化粧品を開発し、子会社から「すざく路」ブランドで販売するなど、新しい市場開拓・販路開拓も行っています。(上)高粘度と高い流動性を両立する「レオクリスタ」(下)天然由来のショ糖脂肪酸エステルからなる化粧品「すざく路」企業情報1909年に絹糸を洗浄する界面活性剤を扱ったのが始まりで、現在では応用分野を広げ、5つのコア事業に拡大し、ユーザー企業も多岐にわたっています。ユニークな工業用薬剤を取り扱う複数のグループ会社のほか、世界でもアジアを中心に生産拠点を複数有しています。2015年から新5ヵ年経営計画を始動し、生産、研究、営業の複合基地となる四日市のマザー工場設置などの再編やアジア新興国での販売強化などを進めています。創業1909年4月資本金88億9,520万円本社京都市南区吉祥院大河原町5生産拠点四日市、大潟、滋賀Web http://www.dks-web.jp/