新日本理化株式会社
京都グリーンケミカル・ネットワーク 参画企業新日本理化株式会社油脂技術と水素化技術で化学産業を基盤から支える化粧品、トイレタリーなどに利用される高級アルコール(左)、内装素材に使われる塩化ビニル樹脂を柔らかくする可塑剤(中央)、LED用途に使われるエポキシ樹脂の硬化剤(右)などの基礎化学製品を、独自の技術と確かな生産設備で製造販売している。コア技術と事業概要創業以来の油指技術をベースに「オレオ事業」を展開し、高級アルコール、脂肪酸、グリセリン、界面活性剤などの基礎化学製品を製造販売しています。 また、塩化ビニル樹脂の可塑剤、ポリプロピレン樹脂の透明化剤など汎用樹脂に添加してその機能を高める各種添加剤も製造販売しています。さらに、独自性の高い水素化技術をもとにした化成品事業では、樹脂原料や酸無水物の製品ラインナップを構築しており、LED透明樹脂や液晶ディスプレイの配向膜、電子回路の絶縁体樹脂などの工業製品に応用されています。とくに立体制御水素化、部分水素化など高選択水素化においては、世界トップクラスの技術力を誇っています。注目の新技術・新展開事業の特徴としてはマーケットイン主体でユーザーニーズを取り込み、探索研究から技術開発、工業化・事業化検討、製品化という一貫した顧客志向の新製品開発を展開しています。また、ハンドリングの難しい高圧水素を生産工程でも安定的に取り扱い、コストダウンを図りながらスケールアップしていくなど、プラント立ち上げに関するノウハウも蓄積しています。近年は、例えば、省燃料・環境対応型潤滑油および添加剤など、個々の特殊なユーザーニーズに応じて、的確な分子設計からの高付加価値製品の開発にも注力しています。設計した分子を工業化に導くためのパイロットプラントでの検証企業情報1919年の創業まもなくから、当時の余剰魚油を水素化して硬化油・石鹸の製造、1930年代には高圧水素化による高級アルコールの製造など、今の事業ドメインに結びついている。大阪に本社を置き、京都に研究開発の中核を担う研究所を有する。国内の生産拠点としては、京都、徳島、川崎、堺に工場がある。国内外に製造販売を行うグループ会社が存在する。東京証券取引所一部上場。創立1919年11月10日資本金56億6,000万円(2013年3月末現)本社大阪市中央区備後町2丁目1番8号研究所京都生産拠点京都工場、徳島工場、川崎工場、堺工場Web http://www.nj-chem.co.jp/