洛東化成工業株式会社

京都グリーンケミカル・ネットワーク 参画企業洛東化成工業株式会社繊維用糊抜き剤で培った酵素の応用・発酵・培養技術を新たな分野に展開酵素アミラーゼのイメージCG左: ジーンズなど繊維染色加工過程で活用される工業用酵素右: 化学薬品を用いず、酵素により環境負荷を抑えた排水管消臭が可能コア技術と事業概要創業以来、工業用酵素を繊維業界向けに提供しています。主要製品である「ラクトーゼ」は微生物培養により生産した酵素で、天然繊維の生地製造過程で使用される糊を取り除く糊抜き剤として使用されています。「ラクトーゼ」に含まれるアミラーゼの他にも、カタラーゼやセルラーゼなどを用いた酵素製品を開発し、また、繊維加工の前処理に必要な精練剤、浸透剤や過酸化水素安定剤等を販売しています。注目の新技術・新展開繊維業界以外にもこれまでに培った酵素技術の展開を図っています。その一つが畜産分野で、養豚舎での排出物を無臭化、安全に発酵処理する酵素製品「スーパーラクト」を事業展開しています。国内での販売のほか、中国で現地法人を設立し、同事業を展開してきた経験があります。現在は、微生物農薬や環境浄化用微生物など、大手企業では対応しづらいニッチな市場の開拓を行っています。無公害発酵養豚敷料をしきつめることで豚の飼育の際に生じる糞尿を発酵促進して消臭分解し、有害微生物の発生を抑えます。排出物を養豚舎から搬出する作業が不要となり、現場の作業負担が軽減される。企業情報1952年に京都市内で工業用酵素の製造販売で創業。繊維用糊抜き剤を開発し、繊維業界を中心に事業を拡大し、現在の主要な生産拠点は大津にある。国内の繊維業界では、繊維用糊抜き剤においてシェアの9割を獲得するまでに成長。糊抜き剤を含めた精練剤等の繊維用加工薬剤は自社内における売上の約7割を占める。海外からの安価な競合製品もあるが、生産現場に合わせた改良やメンテナンスなどのニーズがあり、国内では安定的に事業を継続している。創立1952年5月資本金5,000万円本社滋賀県大津市関津4丁目5-1生産拠点大津市Web http://www.rakuto-kasei.co.jp/