利昌工業株式会社
京都グリーンケミカル・ネットワーク 参画企業利昌工業株式会社電気絶縁材料・電子部品で培ったノウハウを、パワーエレクトロニクス分野に活用左: 電気絶縁性、機械強度に優れた工業用樹脂パイプ変圧器油中絶縁筒、ピストンの耐磨耗リング、ベアリング保持器、携帯電話基地局アンテナカバーなど幅広く使われている中央: 高熱伝導接着シート高輝度LEDやパワーエレクトロニクスデバイスなどの放熱性が求められる基板の接着材料として用いられる右: 風力発電用変圧器システム構築段階から関わり、ユーザー企業に最適な形の変圧器の設計・製造を行っているコア技術と事業概要創業当初からの電気絶縁材料をはじめ、有機化学を中心とした材料設計開発をコアに、電子部品、工業材料に強みを持っています。電子部品では、高輝度LEDやパワーデバイスに求められる性能を実現するため、高熱伝導性のプリント基板や接着シートを開発製造しています。また、電子回路、集積回路向けの基板として、多層積層のプリント基板などを取り扱っています。工業材料では、電気絶縁性、機械的強度に優れた素材を機械の駆動や形態保持、スペーサーなどに使われる部品として、様々な形で製造しています。注目の新技術・新展開風力発電や太陽光発電などで重要となるパワーエレクトロニクス分野にも進出しており、風力発電用変圧器や太陽光発電用のリアクトル(直流-交流変換)などを事業化しています。変換効率を向上させることで節電効果を高め、CO2排出を大幅に削減することに成功しています。そのほか、使用済み材料のリサイクルにも力を入れており、ドリル穴あけ加工用治具板「リコライト」を回収・粉砕し、炭化することで新たな材料として再活用する取り組みも行っています。炭化リコライトドリル穴あけ加工用治具板「リコライト」は、加工後に使用済み材料が大量に生じるため、回収粉砕して高性能炭素材料「炭化リコライト」としてリサイクルするシステムを構築・量産化している。企業情報1921年に送電・変電等に使われる電気絶縁材料の専業メーカーとして創業。その後、エレクトロニクスの発展に伴い電子部品、高分子を中心とした工業材料、風力発電・太陽光発電の電気の変換機器等に事業の幅を広げている。ニッチな分野ながらシェアトップを抑えることを目標に事業展開を進める。尼崎市、栗東市、湖南市および中国に生産拠点を持つ。創立1937年12月21日資本金4億5,000万円本社大阪市北区堂島2丁目1番9号生産拠点尼崎工場、滋賀工場、湖南工場、無錫化成、無錫電気Web http://www.risho.co.jp/