株式会社松井色素化学工業所
京都グリーンケミカル・ネットワーク 参画企業株式会社松井色素化学工業所繊維向けの染色加工製品、転写紙を軸足に機能性材料開発で新たな展開を図るUV応答色素Photopia®。ほかにもサーモクロミック(可逆および不可逆)色素などを商品化している。コア技術と事業概要色素をキーワードに3つの分野を主要事業としています。1つ目は、捺染剤や防染剤等の染色加工製品で、そこで使用される顔料やバインダー、助剤などを開発製造しています。2つ目は、その技術を生かた繊維向けの転写紙で、多様な生地への接着性、洗濯耐性に優れた製品を製造販売しています。3つ目は更なる付加価値を持たせるため、温度や紫外線により発色が変化するクロミック色素などを利用した文具・塗料等の開発製造です。事業どうしの相乗効果を高めながら展開しています。注目の新技術・新展開長年の色素に対する知識・ノウハウの蓄積から、染料と顔料がそれぞれ持っている長所を併せ持つ染色・着色手法を開発し、「ダイストーン」というブランドで展開しています。ダイストーンは従来の顔料のようにバインダー(エマルジョン)を用いずに、架橋剤で硬化させることで繊維に固着させ、染料のような色相・色合いの良さと、顔料のような処理工程の簡便さ、エネルギーコスト・環境負荷の軽減という、両者の長所を取り入れています。これらの手法をインクジェットにも適用し、応用先の拡大を図っています。左:「ダイストーン」の繊維への染色例右:インクジョット捺染用インキ「ダイストーンデジエース」企業情報1923年の絵具商としての創業に始まり、画材の取り扱いから、捺染剤、防洗剤、転写紙の製造販売に事業を広げる。また、熱可逆変色性色素などのクロミック色素の分野にもいち早く参入し、色変わりTシャツや髪の色が変わる人形などのヒット商品も生み出してきた。京都に本社を置き、東京・大阪、中国上海の営業所のほか、米国に現地法人を設立している。創立1966年11月1日資本金4,950万円(授権資本1億2,000万円)本社京都市山科区上花山桜谷町64生産拠点京都工場Web http://www.msc-color.co.jp/top.html